誰でも書ける企画書の書き方

プレゼンの極意(失敗しないための交渉術)

企画は熱意

企画書は自分を売り込むためのプレゼンテーションツールです。企画書にはあなたの文章能力、表現力、分析力、情報力、創造性、実行力がつまっています。あなたが注ぎ込んだその熱意で相手を納得させましょう。

100%利益が出るどんなに素晴らしい企画書でも、それらの要素の根底に必ずなければならないものは、何といってもあなたの心から湧き出るヤル気、目標を絶対に達成するぞという目的意識です。大切なのは、あなたの考えを企画書でしっかりと表現し、企画をぜひとも実現したいという熱意を伝えられるかです。



プレゼンテーションの事前準備

プレゼンテーションにあたって最も大切なのは、”どこまで準備を行うか”ということです。実際にシミュレーションとおりに進むかというと、企画書は常に受け手があるものですから、思い通りにいかないことの方が多いでしょう。その時にあわてずに機転をきかせることが出来るのも事前準備があってこそです。

  1. ・目的を明確化する。「何のために行うか」
  2. ・相手方の分析をする。「誰にプレゼンをするのか」「相手は何を知りたいのか」
    • ・聞く人の地位や年齢
    • ・性別
    • ・人数
  3. ・会場のレイアウトをチェックする。
    • ・部屋の広さ
    • ・雰囲気
    • ・照明の感じや時間帯等

相手を不快にさせない事

プレゼンはもちろん、ビジネスの上では相手を不快な気持ちにさせない事が大切です。「なんだ、当り前の事じゃないか。そんなことわかっているよ。」と思うでしょうが、実は人間はちょっとした言動でマイナスの感情を引き起こしてしまうのです。

しかし、「好き」と「嫌い」は表裏一体です。「相手を不快にさせない」行動・言動をとれば、逆に相手から好かれあなたの渾身の企画は採用される可能性が高くなります。相手を不快にさせる言動には以下の3つがあります。

①自慢する。

企画の長所をアピールする事はとても大事な事です。しかし、度を越えたアピールは嫌味になる事があります。他人の自慢話を聞いていて不快な気分になったことは誰にでもある事でしょう。

特に日本人は自分をへりくだっていう事を好み、自己評価を低いという傾向があります。そのため、自分の長所をアピールしすぎることは嫌味に聞こえてしまいます。


②陰口をたたく

人の悪口を言いながらの酒はうまいものですが、それを聞いているまわりの人達は気分が悪いものです。人間は心理的に見えないところで陰口をたたくものには嫌悪感を覚えます。

例えば、他社に競合商品がある場合、「○○社の製品は、ここがダメです。」といった言動には気をつけましょう。プレゼンを受ける側の人達は同業他社の悪口を聞くためにわざわざ時間を割いているのではありません。聞いている方はとても不愉快な気持ちになります。


③反論する

「そんなことも知らないの、こう決まっているんです!」といった人を小馬鹿にした言い方や、人の意見を一言で封じこめようとする態度には気をつけましょう。

たとえ違う意見を持っていても、頭ごなしに否定することは嫌われます。お互いに協調しながら、自分の意見を明らかにするように心掛けましょう。


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